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同窓会報 第35号

同窓会報 第35号(平成12年1月1日)

新春ご挨拶

同窓会長 園原 繁

謹んで新年の御祝辞を申し上げます。西暦2000年が、我が大同工業大学と同窓生の皆さんにとって、実りある年でありますように心から祈念致します。

さて、我が同窓会も昭和39年、短期大学第1回生が卒業と同時に発足し、昨年35周年を迎えました。現在、同窓会員は、15,000名に達し、全国で活躍され、誠に心強く喜びにたえないところでございます。発足当時は、同窓会と言うよりは、小人数のクラス会という感じでありましたが、今から思えば、それはそれで結構楽しい思い出として懐かしく思い出されます。特に同窓会の成長を振り返ってみる時、25周年の頃から5年間隔で盛大な記念事業を開催し、その都度事業内容も充実して参りました。また、全国各支部においては、それぞれの地域に根ざした活動をされ、同窓会活動を下から支えていただき、誠に心強い限りでございます。今後は、40周年への飛躍を大きな目標として、同窓会は発展を続けなければいけないと思います。そのためには、もっと卒業生の皆さんには、同窓会行事に積極的に参加して頂かなくてはなりません。その対応策として魅力ある同窓会行事の企画を検討する必要があると考えております。支部活動においても、同様の事が言えます。もっともっと若い世代の卒業生の参加を是非、お願い致したいと思います。

ところで、学園においては、学生の視点に立脚した大学造り、個性ある大学造り等、21世紀を見据えた学園中期計画を策定し、学園創立60周年記念事業を推進しております。

その一環として新キャンパス建設が既に、着工されております。我々同窓会も、全面的協力をしていかなくてはなりません。従って、昨年の同窓会35周年記念事業として、新キャンパス建設の建設費の一部として、1億円の寄付を致しました。これも皆様のご協力の賜物と深く感謝致します。

今後とも、同窓生の皆さんのご活躍をお祈りすると共に、大学及び同窓会の発展に御協力お願い申し上げます。


新年のご挨拶

事務局長井上 孝司

新年明けましておめでとうございます。
同窓会員の皆様におかれましては、良き初春をお迎えのことと御拝察申し上げます。

少し古くなりますが、昨年5月に実施致しました同窓会35周年記念事業には、会員皆さま方の多大なる御協力と参加を賜り、盛大に滞りなく終了することが出来、誠に有り難うございました。事務局より改めて御礼申し上げます。

さて、このような集まりを通じて再確認することは、我が同窓生諸氏の活躍が我が母校の発展に大きく寄与していることであります。

皆さまも御存知のように、我が同窓生の母体である大同工業大学の新キャンパスが今年から随時完成となり西暦2000年の始まりは大学当局だけではなく同窓会にとっても大きな節目となる年であると言えます。

また日本の構造変革は、従来の価値観をも大きく変貌させ、加えて少子化現象は大学に対する意義や価値観も変革させようとしております。大きく構えれば、大学の評価は同窓生の社会的活動のみならず、在学生および大学を支援される多くの卒業生諸氏の強い母校愛により左右される状況であると感ずるものであります。

これを機会にぜひもう一度、同窓会へ目を向けて下さい。また多くの卒業生諸氏が来校されることを期待し同時に同窓会事務局まで足を運ばれることを切望致します。


Branch Information


豊田支部

支部長  山本由和(69E)

新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては益々清栄のこととお慶び申し上げます。

支部第12回総会を平成11年10月31日、お忙しい中、同窓会支部大矢様、あいち支部山口様のご出席を頂き、総会を開催する事が出来ました。事業報告、あいち、三重支部との合同での澤岡学長の講演会開催の件、会計報告、役員の承認を頂きました。来年度も会員相互の情報交換、懇親の場となる様企画、運営してまいります。

懇親会においては短い時間でしたが低迷する経済の下、参加者の元気で活躍されている近況報告を聞き、情報交換懇親と、明日への活力となったと思います。閉会後、トヨタ鞍ケ池記念館の見学を行い先人の礎き上げて来た、車にかける夢と情熱を肌で感じ、明日からの仕事への参考になったことと思います。

次期総会は10月頃を予定しますので多数のご参加をお待ちしています。


三重支部

支部長 森十九男

日頃は、三重支部の同窓会活動に格別のご支援を賜り誠に厚くお礼申し上げます。

さて、平成11年度は、9月25日(土)に四日市シティホテルにて、講演会と懇談会を開催いたしました。「健康について」と題して、大同工業大学保健体育教室の水野教授に‡@健康の捉え方「A健康の考え方」「B現状を維持するための方法」「Cこれからの健康」についての講演をしていただきました。何時までも若くないと自覚し、気力だけは死ぬまで強く持ちあまり気をつかわない生活をすることが健康を維持できるとのご教授を頂きました。会員の皆様方におかれましては、健康に留意され、益々のご活躍を祈願致します。
また、これからも支部活動を活発にしていきたいと考えておりますので、是非とも皆様方のご意見を頂きたく存じますので、何なりとご一報を下さるようよろしくお願いします。
三重支部事務局
大同工業大学 教務室 大矢 郁夫


大阪支部 活動報告 今後の抱負

支部長 佐藤 史郎

新年明けましておめでとうございます。

各地区同窓生の皆様におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。2000年という新しい年を迎え従来と違った変革、改革を年頭にいだき「不況に挑戦」の年と考えています。

平成11年度の活動報告といたしましては、平成11年3月16日(火)大阪道頓堀[治兵衛]にて大阪支部、総会懇親会実施。

野外活動として平成11年9月12日(日)、アイジイエカントリ-クラブにて第1回大阪支部親陸ゴルフコンペ開催、園原同窓会会長始め三重支部、森支部長様にも協力願い3組(12名)にて楽しいゴルフコンペとなりました。今後も年1回は開催と考えております。

平成11年9月17日(金)神戸ハ-バランドニュ-オ-タニにて教育懇談会に出席させていただきました。澤岡学長様より将来ある若者に夢あるビジョンの発表又宇宙飛行士の話等を聞かせていただき大変盛り上がりました。

各種行事、セミナ-会場におきましては、横井理事長様より大同工業大学発展における心温たまる「夢と希望」を現実化される新キャンパス着工等、卒業生として立派な大学、学園になる事を誇りと思い感謝すると共に嬉しく思っております。又、各関係各位の皆々様におかれましても目標を一つにした熱意あっる活動に心より御礼申し上げる次第でございます。

大阪地区には約700名の卒業生が在住しておられますが同窓会参加が少数となっております。社会人として新たな交流の出会いの場として再会を心よりお待ちしております。

次回、同窓会、総会、懇談会予定(当初11月中頃)平成12年1月末日~2月初旬(道頓堀治兵衛)頃に開催予定しておりますので一人でも多くの初参加を心よりお待ちしております。

最後になりましたが、大同工業大学の増々のご盛栄と各会員皆々様方の御健勝と御多幸を心よりお祈り申し上げます。


四国支部の活動について

支部長 藤岡 幸伸

全国でご活躍中の諸氏諸兄の皆様、新年明けましておめでとうございます。2000年という記念すべき年を迎え気持ちも新たに、謹んでお慶びを申し上げます。昨今景気のほうも僅かですが上向きかけたようにメディアも発表していますが、今年はさらなる飛躍を期待し頑張りたいと決意を新たににして、ここに昨年の四国支部総会そして支部活動の現況をご報告申し上げます。

去る昨年9月6日(土)18:30より高松市内「魚市場 小松」において四国支部総会・懇親会を開催しました。

支部会員の出席者数は支部会員5名と、本部より早川理事、杉浦常任理事、武副会長の合計8名と少数での総会となりました。今回は日程の調整がつかず後援会との合同開催とはなりませんでした。

総会では、以下の内容を課題とした各位に協力、支援のお願いを致しました。

1. 母校のキャンパスの統合・新設における現状報告及び寄付のお願い
2. 四国支部の現在の活動について
○四国四県に支部を設立するのを目標として、まず高知支部の開設に向け71M末政氏に支部長を要請しているが、まだ回答を得ていないこと。
○他県については知人などがいなくて、人選に苦慮していること。
○四国支部の下部組織として「大同香親会」を発足させ、その目的を説明。
3. 35周年事業に参加して
○小生が5月15日に挙行された「35周年記念事業」に参加し、中島誠之助氏の講演を聞感銘を受けたこと、その後の記念パ-ティ-はお膝元名古屋の後援会と合同開催であったため旧友との出会いのみならず、後援会の方々と会話を交わす機会も得て大変有意義だったこと。

などを紹介し承認を得ました。

その後の懇親会では人数も少なかったせいで全員が一つになり大学の現状をたずねたり、学生時代に話を咲かせたりなどなど…本当に時を過ぎるのも忘れ和気あいあいの懇親会だったと思われます。また、総会・懇親会終了後は8名中7名が3次会まで参加して夜遅くまで賑わいました。

今回で特筆すべきは新しく2名(68E 西川祐司氏、70E 鍔田秀昭氏)が参加し、小生も大変うれしく思いこれを機にさらに頑張らなくては、という思いを強くしております。

次に当支部の今後の活動として最大のテ-マとしているのは四国四県に支部を設立すること、支部会員への支部のPRを強化することなどを柱とし、小生を始め役員一丸となって邁進する所存でございますので、会員の皆様のご指導、ご支援を切にお願い申し上げます。

最後になりましたが、同窓生の皆様の益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。


静岡支部

支部長 原田 光康

平成11年度支部懇談会(第13回)を後援会地区懇談会の日程に合わせて、平成11年10月9日(土)「うおかね」(静岡市)において、大学関係者を含めて行いました。

後援会の方とも親陸を深めました。そんな中で母校がガンバルことも必要ですが、卒業後同窓生一人一人がガンバルことも同じぐらいの価値があり魅力ある大学になるために必要ではないかと感じました。

平成12年度は浜松方面で6月末頃予定しています。多数の参加おまちしております。


あいち支部

支部長 山口 敏幸

大同工業大学同窓会員の皆様、心新たな2000年の初春をお迎えのこととお喜びを申し上げます。昨今の社会情勢を見ますと、まだまだ景気回復の兆しが見えません。
1日も早く回復するよう祈るばかりです。同窓会員の皆様のお話を伺う折り、切実な問題と受け止めております。

さて、あいち支部長を勤めさせていただき早1年が過ぎました。この間、同窓会35周年記念事業のお手伝いを始めとして、支部活動に於いては勉強会「ISO9000のいろは」(於:学内9号館)、大学教職員と支部会員との親陸ゴルフコンペ(於:東名古屋カントリ-)、納涼会(於:白馬岩岳ロッジ樹林)更には澤岡学長特別講演会「助走を終えた国際宇宙ステ-ション計画と大同工業大学の対応」(於:学内9号館)については豊田・三重・あいち支部の3支部合同企画で開催をすることができました。同窓会本部、各支部の支部長様にはご協力を頂き大変感謝を致しております。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

今年のあいち支部の活動は昨年にも増して充実した内容となるよう努力をしていきたいと考えております。また大同工業大学沿革のお手伝いを始めとして、愛知県在住卒業生の方々に支部活動への参加を呼びかけて行きたいと考えております。

今年度の活動計画は

平成12年 3月  勉強会 平成12年 5月  大学教職員と支部会員との親陸ゴルフコンペ
平成12年 9月  納涼会(家族含む)
平成12年12月  あいち支部会員の親陸ゴルフ

以上を計画しております。

先ほども少し触れましたが、澤岡学長の講演会に於いて学長のお話のなかに、新しいことを進める、未知の物を開発するためにも大同工業大学の卒業生の技術が必要不可欠なものになり、更には横のつながり、つまり同窓会活動の重要性について述べられました。私共もこれに同感で支部間の交流活動を活発化して行きたいと考えております。
どうぞ宜しくお願い致します。


関東支部

支部長 宮崎 定典

新年明けましておめでとうございます。

2000年と言う誠に聞き心地がよい年号にこれからの21世紀に向け卒業生の皆様も益々期待を持ち輝ける年になると存じます。

小生が中学生の頃2000年の自分は55才で何をしているか考えた事があります。無論40年先など分かる訳はありませんが、現実は就職、結婚、子育てまで馬車馬のごとく働き続けて2000年を向かえたのが実感です。

でも空想科学雑誌とか鉄腕アトムとか宇宙と言う所はどんなものか興味を持っていました。

さて、1999年4月大同工大に澤岡新学長が就任され、これからの母校は大きく変わっていくと直感致しました。学長はご存知の様に現役の宇宙開発事業団の要になられている方です。日本人の代表的宇宙飛行士毛利さん、向井さん他を選考した側の方で御自身日本人最高歳宇宙飛行士になる為飛行士の条件を穏やかにしてありますと真剣に取り組んでいられ、是非共実施して頂きたいと我々一同願っています。又、小生の中学生の時見た空想雑誌が2004年には世界参加の宇宙ステ-ションが出来上がり現実のものになって行くのです。

大同工大は変わります。この少子化の時代に60億円を掛けキャンパスを一新し、この中部地区取分け大学の囲りには宇宙産業に携わっている会社が70%もあるとお聞きし、その礎となる学生諸君が大いに力を発揮し産業界から期待して頂ける大学になると確信しています。

2000年の関東支部同窓会に澤岡学長が出席して頂けるのです。6月24日(土)必ず東京、浅草、葵丸進に集まって下さい。

学長にお会いして大いに語って何等かのひらめきを掴むなり何かがきっとあると思います。卒業生の皆様の出席をお待ちしています。 本部より今後の抱負と言われましたが我共は普段着の同窓会を休まず必ず毎年やり続けるのが一番大事と思っています。難しい問題は我々の力では解決出来ませんがいつも仲間が居るここに来れば会える、心の支えになって頂ければと思っています。

大同工大は永遠です。皆様の継続が一番大事です。母校の益々の発展と大同工大此に有りと世間に言ってもらえる日を楽しみに!


北陸支部

支部長南 東基

同窓会々員の皆様、新年明けましておめでとう御座います。ますます御健勝の事とお慶び申し上げます。又、北陸支部会員の皆様には日頃の同窓会活動に、御協力有り難う御座います。

平成11年度は、本学の35周年記念式典、新キャンパス起工式、金沢で行われた教育懇談会への参加、又、本部役員に直接北陸(福井)に来訪頂いて、本部役員と今後の支部活動の展開等について会議を行いました。

支部総会につきましては、3月に予定しています。総会終了後は、懇親会を催しますので1人でも多くの御参加を願っております。
それから、この紙面を借りまして北陸支部会員の皆様に、お伝えしたお事があります。
先般、北陸支部事務局より、支部活動への提案依頼(往復ハガキでアンケ-ト形式)を支部会員各位にお願いしました。予想したより沢山の方から返信いただき、今後の支部活動の参考にさせて頂きます。但し無記名の方が多く、少々残念に思っています。

さて下記はハガキの1部抜枠項目ですが、この件につきまして再度御検討願いたいと存じます。
①現在、当支部は福井、石川、富山のエリアとなっています。今までは、主に福井を中心とした活動でしたが、各県での活動を活性化するためにも、小さな単位での同窓会を開催して頂くという案です。
例えば、同期の同窓生が少人数(5名程度以上[あくまで要望]で、基本的に北陸支部内の会員)で同窓会を催したい場合に、北陸支部事務局より、費用等を含めた支援をさせて頂きます。
②同窓会をどのような形で行うかは、それぞれにアイデアを考えて頂いて北陸支部事務局に相談して頂きたいと思います。
※(ヒント)Ex、ゴルフ、スキ-等を兼ねた懇親会、ホテル等での食事会、懇親会???北陸支部事務局からの提案による同窓会を企画したい方は概要を御連絡下さい。(なるべく支部会員の皆さんのアイデアを取り入れて、融通も利かせたいと思いますので遠慮なく!)提案申し込みは、1月末日迄にお願いします。

(連絡先)北陸支部々長   南 東基
E-mailsouth-k@Iand.hokuriku.ne.jp


OB Information


井塚先生追悼

大同工業大学井塚政義教授を偲んで

宮崎 定典

短大設立と共に教壇に立たれ、我々一期生を前に私も一緒に勉強して行きますと清々しさを感じました。

特に、我々学生を大人として対応して頂きました。こんなエピソ-ドもありました。試験官としてテスト用紙を配ると、出来た人は退席して下さいと云われ先生が教室から出て行かれ試験官不在でテストを受けました。
これには、我々も唖然としてしまいました。その様な先生の元には学科を問わず学生が集まり始めこの仲間を「諸人」と命名して頂き部屋には大学ノ-トに皆が好き勝って事を書き始めノ-トの束が出来る程でした。よく相談にも乗って頂き、皆でよくお酒を飲みに出掛けました。楽しい想い出ばかりでした。今だに諸人の人達との交流は続いています。又、同窓会の事では長く続けるには、毎年同じ月日場所でやるのが秘訣だよと教えて頂き関東支部も助言通り行っています。同窓会の度に先生の話しは永遠に続くでしよう。未だ書き綴れない事が一杯ありますが…。

小生は、先生にお会い出来、この人生幸せでした。ありがとうございました。安らかにお眠りください。


「先生。何がして欲しかったの?」

石黒 昭平

その時私達は記念旅行の帰路にいた。何故だかよく解らなかったが妙に先生の事が気になっていた。私達は三十年前の十月九日に、井塚先生御夫婦の媒酌で結婚した。「僕達には仲人をしたことは無い。それでも良いか」と先生に言われ、反って晴れがましい気持ちになった事を今でも覚えている。その丁度一年前に僕は父を亡くしている。当時同窓会の山野会長はじめ数人の役員の方がわざわざ御参りに来て下さって、大変恐縮した。父は事業を越したので僕達兄弟はそれを引き継いているが、小さな会社なので仕事が解って来ると、それ以上にやるべき事がどんどん出て来て僕は仕事に没入して行くことになる。その中で親のいない事は大変さびしい事で「親の最大の仕事は長生きすることだ」と思っていた。
或る日、先生の処へ見舞いに行った時も、仕事上の愚痴を聞いてもらった事もある。先生の訃報のあった時も「これからもっと寂しくなる」と残念に思った…。

そうなんです。僕は自分の事だけしか考えていなかったのです。こんな僕ですが先生がミソノピアに入った時に一度だけですが先生にお詫びの手紙を書いています。「世間では仲人さんは親と同じ」と言われているが、子供の僕が何の事も出来ていないことを哀心からお侘びしました。その時でさえ先生は僕を許すばかりか「君の様な若い人がこれからの世の中には必要である」と言って励まして下さいました。僕は完全に甘えていたんです。

お通夜のとき、道に迷ってずい分遅くなりました。丁度皆様がお帰りになった後でしたので、お身内の方ばかりでした。そこで先生の事が想い出話として話されていました。松江・米子・鳥取と言った地名が盛んに出て参りまして、僕達夫婦は結婚驚嘆してしまいました。私達は結婚三十年の記念にまさにそれらの地で遊んでいたからでした。先生が良く口にしていた「因縁」を感じました。

ミソノピアの入口の部屋にはベットの横に紙おむつが積み上げられていました。僕は、「あの偉大な先生が…」と何とも言えない悲しい気持ちになりました。「もう来てはいけない」と思いました。「天気はどうだ」と先生が言いました。「良いお天気です」と答えると「天気が良いのが一番だ」と話されました。この短かく単純な言葉がその後の僕の人生を力づけてくれるのですが当時は全く気が付きませんでした。」「何かして欲しいことはありませんか」と尋ねました。「あるけどもういいわ」と少し疲れた様子で先生は応えました。それが私達の最後の会話となりました。肉親だったらどんな境遇でも御世話を続け、どんな望みがあるのかきき届けたに違いありません。今となっては痛恨の極みであります。もう遅いかもしれませんがこれからそれがどんな事であるにか求めて参ります。


卒業のその後

平木 優吉 (87A)

卒業後、大成建設(株)名古屋支店入社し5年後退社。

大成建設OBの作った部署へ参加し、かつてからの夢だった独立へ。

昨年2月 建築工房 平木 を設立する。

リフォ-ム業・新築・増改築・現場支援業務(施工図・書類他)建築何でも屋としてスタ-トしました。他の会社の制服を着ることもあります。しかしながら、人に恵まれたのか仕事は次から次へと頂き、新築こそ取れませんでしたが、第1期としてはまずますの滑り出しです。

独立してみて思う事は、人の繋がりネットワ-クの大切さを感じました。人との繋がりが、今の僕を支えています。確かに全てが良い人だったり合わない人も。しかし、その人の繋がりがいつかどこかでプラスにもマイナスにも変わる。知り合いである事は、マイナスにはならないと思う。嫌いなので関係を切る事で無くなる人間関係の方が多い。特に紹介による仕事が多い世界、広告よりも大きな力がある。サラリ-マンしかり、何処かで必ず力になるときが来る。そう信じて仕事をしています。

こんな中、平成11年2月お世話になりました斎藤教授の退任パ-ティ-を名古屋ホテルにて行いました。斎藤先生には大変喜んで頂いて、嬉しく思います。協力していただいた諸先生、関係者の方々には本当に感謝しております。ありがとうございます。


燎会

愛知久史

昨年の会合は10月23・24日の両日、京都市内「高田家旅館」にて開催致しました。参加者は佐士根先生をはじめ総勢29名で、久々の顔ぶれも目立ち、楽しい一時となりました。一昨年(平成10年)の会合は、台風襲来に見舞われましたが、今回は秋晴れに恵まれました。また、幹事交替の年にあたり、新幹事の承認を戴きました。

なお、例年10月頃に会合を開催してきましたが、秋は会員各位の予定が多く、やむ得なく次席となる状況あります。つきましては、今年より開催月を6~7月頃に変更することを検討しております。ご意見がありますれば、愛知までご一報下さい。また、所在不明の会員が多くなっています。転居の節には、ご連絡を戴きますようお願い申し上げます。

新 幹事 87E 水谷義輝
  88E 磯野司郎
旧 幹事 86E 稲熊研次
  87E 田中伸宣
幹事補佐 65E 愛知久史

三重県人会

我々三重県人会は現在12人で活動に励んでいます。今年は色々な活動に参加し、その中で普段接することの少ない他学科や違う学年の学生と知り合うこともできました。夏に行った木曽駒セミナ-ハウスでの懇親会ではさらに新陸を深め少人数ながら結束の強い会となりました。また、11月の澤岡学長の特別講演会では三重県人会として学長と身近にふれる機会もありました。三重県人会の知名度はまだ低く、みなさんに知られていないと思いますので、三重県人という垣根にとらわれずより多くの方の参加を希望しております。

皆様の暖かい応援をよろしくお願いします。詳しくは同窓会事務局(大矢)へ


Campus Information


ラグビー部

我々大同工業大学ラクビ-部は、昨年春、「ラクビ-を通じて一生涯の友をつくろう。」をモット-に、職員1名、学生1名の2名から、スタ-トしました。現在は、部員10名で活動し、卒業生も1名出ました。そして、創部以来初の試合が昨年の12月23日、7人制ラグビ-ですが、かなり盛り上がりました。

今後は、モット-はそのままに、さらに部員が集まる魅力あるラグビ-部をめざし、「ラグビ-東海大学リ-グ」に参戦し、大同旋風を吹かしてやります。 みなさん、ラグビ-部にご声援をよろしくお願いします。
97C 吉田 浩介


自動車部学生ジムカ-ナ大会強敵シ-ド校を破り
全日本初優勝!!

平成11年8月20・21日の2日間にわたり、全日本学生自動車連盟主催による「鈴鹿市長杯・平成11年度全日本学生ジムカ-ナ大会」が鈴鹿サ-キット南コ-スで開催されました。

予選ラウンドに集まったのは、各地区を勝ち抜いてきた38大学およびシ-ド校8大学の合計46大学チ-ムである。天候は猛暑の中、100分の1秒を競う過酷なレ-スの末に、大同工業大学を含む13大学が決勝ラウンドへ進出することとなった。

明けて翌21日は今にも泣き出しそうな空模様であったが、とうとう激しい雨がコ-ス路面を激しく叩きつけ始めた。濡れた路面にハンドル操作もままならず苦戦する各チ-ムの中、大同工業大学の出場時には嘘のように雨はあがり、コ-ス路面はドライ状態となっていた。この天の味方もあってか、大同工業大学自動車部は日頃磨いたドライブテクニックを余すところなく発揮。結果、シ-ド校の中央大学(2位)、岐阜経済大学(3位)などを破り、堂々の全日本初優勝を飾りました。

《出場選手・優勝コメント》
待望の車を購入してもらったところでの全国優勝。みんなの期待に応えられて本当に嬉しい。これからもどんどん戦積を残し、大同工業大学の各を全国にとどろかせたい。
(95E緒方、97C岡森、97M河野)

《databox》
優勝:大同工業大学  3分50秒64
2位:中央大学     3分54秒19
3位:岐阜経済大学   3分54秒68
4位:関西大学
5位:青山学院大学
6位:九州大学

【ジムカ-ナ(スラロ-ム)】
舗装された広場や駐車場、起伏のある不整地などにパイロン等でコ-スをつくり、規程のコ-スを最短時間で走ることを競う競技。国内では舗装された路面で行われるジムカ-ナと非舗装面で行われるダ-トトライアルがある。


DIT Information


芽を出した滝春新キャンパス

大同学園創立60周年記念事業募金WG事務局

卒業生の皆様、新年あけましておめでとうございます。

本年は、今世紀の有終の年であると同時に、新しい世紀、21世紀のスタ-トラインの年でもあります。21世紀は、今まで以上に変革とスピ-ドに満ちた時代になると思います。この1年、大きな期待と若干の不安を胸に、心踊る年になるのではないでしょうか。

大同工業大学は本年、思う存分自己主張し、その存在を強力にアピ-ルするつもりですし、また出来ると思っています。

ご存知のとおり、大学は昨年創立35周年を迎えました。この35年の歴史を、先輩の皆様が開墾し、耕し、そして土壌を改良し、たくさんの種を蒔いて頂きました。その多くが芽を出し、花を咲かせ、実をみのらせおります。そして今、また一つ大きな芽をまさに出そうとしています。昨年7月に着工し、総力をあげて推進中の滝春新キャンパスです。現在は下の写真の状況ですが、本年中には立派な成木となり、一部は花を咲かせますが、21世紀には全ての花が咲きそろい、たくさんの大きな実をつけるよう育んでまいります。

学校を取り巻く環境は、少子化に伴う18才人口の大幅かつ恒常的な減少という大変厳しい現実が目の前に迫っています。サバイバルゲ-ムに生き残り、更に発展させる中で今までの果実と、この新しい果実が大きな糧の一つになるものと確信しています。

卒業生の皆様には、これまで以上にご指導をお願い申し上げます。

引き続き募金のご協力を!!

昨年8月、卒業生の皆様に学園創立60周年記念事業の個人募金をお願い申し上げましたところ早速、多くの皆様からご賛同を頂き、ご寄附を頂戴いたしました。ご厚志のほど厚くお礼申し上げます。頂戴いたしました資金は新キャパス建設資金として大切に活用させていただきます。この事業は、大学開校以来の大事業です。まだまだ多額の資金を必要としていきます。卒業生の皆様には、引き続き更に多くの方々のご支援、ご協力をお願い申し上げます。


大同工業大学入試日程案内

入試室

卒業生の皆様へ

明けましておめでとうございます。2000年という大変大きな節目のお正月を、清々しい気持ちで迎えられたものとお慶び申し上げます。さて、今年の干支は辰。昨年は景気低迷で明るいニュ-スがすくなかったような気がしますが、本年は辰年にあやかって、景気は昇竜の如く、グ-ンと上向きに転ずることを期待したおものです。また昨年は地元の中日ドラゴンズがリ-グ優勝を果たしましたが、辰年の本年は日本一まちがいないでしょう。

さて、卒業生の皆様、常日頃社会の第一線でご活躍のことと存じます。本学は昨年大学創立35周年、学園創立60周年というこれまた大きな節目の年であり、これを記念して、新キャンパスの建設が急ピッチで進行しており、本年末にはその偉容を目の当たりにすることになります。まさに21世紀のスタ-トにふさわしいエポックメイキングな内容であります。そして、“新しい革袋には新しい酒を”のたとえ通り、学科の増設・改組の検討も同時並行で進められており、2001年4月には、社会のニ-ズにマッチした6学科構成(予定)となり、名実共に新生大同工業大学が誕生することになりましょう。

ところで、入学試験のシ-ズたけなわとなり、本学においても推薦系の入試が終わり、学力試験系入試が間もなくスタ-トします。大同工業大学では、一人でも多くの受験生に、本学において輝かしい青春の1ペ-ジをつくって欲しいと願っております。皆さんのご子供、兄弟姉妹、親戚、知人或いはお近くの方で、理工系大学へ進学を考えている方がございましたら、是非大同工業大学への受験をお勧め下さいますようお願いいたします。その際、別掲の入試日程や同封のチラシをご参照下さい。また、入試室へ是非ご一報頂きたくお願い申し上げます。

末筆ではありますが、皆様のますますのご多幸とご活躍をお祈り申し上げます。(入試室)

(注)出願受付は、締切日消印有効。お問い合わせ先及び入試要項請求先  大同工業大学入試室
TEL052-612-6117 フリ-ダイヤル  0120-461-115


企業説明会

あなたの職場に後輩学生を!人事担当殿 へお伝え下さい

平成12年度新規卒業予定学生のために「就職企業説明会」への出展のお願い。

大同工業大学では、学生の就職活動を支援する一貫として会員がお勧めの企業と後輩学生との交流の機会を設けました。

つきましては、下記の要領で出展を募集いたしますので、ご参加頂きますよう人事担当者にお伝えをお願い申し上げます。

(1)目的:大同工業大学学生のための「就職企業説明会」
(2)日時・場所日時:平成12年2月23日(水)午前9時30分より午後4時30分まで
場所:名古屋国際会議場 3・4階会議室
(3)対象学生:平成12年度新規卒業予定学生の就職希望者(約650名)
(4)出展費用:無料
(5)申込み締切り平成12年1月19日(水)まで
出展募集数(200社)に達し次第締め切りとさせていただきます。
電話またはFAXにて事務局へ
事務局:名古屋市南区大同町2-21  大同工業大学  就職指導部(村瀬・水野)
電話052-611-8737FAX052-613-5662
企業説明会の詳細は、問合わせ・申込み頂いた企業へ資料をお送りいたします。


卒業生のための公開講座を開設するために!

明けましておめでとう御座います。大同工業大学社会交流センタ-では、本年も同窓会と協力し、より多くの「同窓生のための公開講座」を開設する予定です。

前号で「卒業生フォロ-アップ講座」の「一級建築士受験対策講座」について紹介しましたが、更にセンタ-では同窓生の皆さんの声を聞かせて頂き、皆さんの要望等を取り入れた講座を開設していきたいと思っています。

ついては、次のことについて教えて下さい。

◎その1
今春期(2月~3月頃)に「電検3種受験対策講座:受験料無料」を夜間(6:30~8:00)開講する予定でいますが、希望されますか。*希望される方、*希望したいが、この点を配慮して頂きたい。等希望内容を教えて下さい。
◎その2
本年度、新しく開設予定している講座「機械設計製図関係の検定試験講座」、「非破壊試験関係講座」(仮称)等が有りますが、希望されますか。

平成12年度「一級建築士受験対策講座」  日程のお知らせ
午後6:30~9:00
5月15日(月)  合格体験談・効率的な学習の仕方
5月16日(火) 建築構造5月17日(水) 建築施工
5月18日(木) 建築法規
5月19日(金) 建築計画
9月4日(月)製図課題実習1
9月5日(火) 製図課題実習2

上記の希望・要望・その他ご意見が御座いましたら、名前、連絡先等を明記の上、1月末日迄にファクス、Eメ-ル等でお知らせください。
(講座内容が決定しましたらお知らせします。)
大同工業大学社会交流センタ-
電話:052-612-6193 FAX:052-612-5623 E-mail:pccir@daido-it.ac.jp


編集後記

新年明けましておめでとうございます。 20世紀最後の年を迎え会員の皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。

同窓会会報が、皆さんのお手元に届く頃には、2000年問題で懸念されてたことも無事解消され、一家団らんでコタツにあたり正月番組を見ていることでしょう。

えっ!!除夜の鐘が鳴った途端、日本国中停電で大混乱!!そんなことないよね~

今年は、21世紀を迎える年であり幾多の記念行事が各地で行われると思います。我が大同工業大学も待望の新キャンパス建設中であり、21世紀に求められている大学革命への飛躍の年であります。同窓会員一同、大同工業大学の発展を温かく見守っていきましょう。

最後に、会員の皆様方にはますますのご健康とご多幸をお祈りいたします。(91MT)


訃報

名誉教授 井塚政義先生におかれましては、昨年10月11日、享年92歳をもって逝去されました。

先生のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ致します。

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