【未来建築研究会】サロン会のご報告
去る 2/22に X棟 講義室をお借りして サロン会を催しました
第一部 | レクチャー | -意志 成立 関係-
植村崇史 建築写真家
渡邊慎一研究室 08生
在学生の参加がなかった為 急遽 社会人寄りの内容に 仕立て上げてくれました
朗読の様な 彼のプレゼンの冒頭に
写真とは 「完成を記録するモノ」 なのか?
写真とは 「建築を翻訳する行為」 なのか?
という 問を 彼は提示しました
建築写真家という プロの職業家として
「建築を翻訳する行為 でありたい」と 語ります
写真は その一瞬を記録する媒体なのは 皆がご存知の事ですが
当会5周年記念の際の講演では 「設計者の意図を 深く 深く 理解し 建築 空間のもつ本質を追求し 表現方法を探りながら 可能性を広げていきたい」という行を踏まえればそれを 「翻訳」という キーワードに集約した様です
また 建築写真の道に進む前に 建設会社で勤務していた経験から今の姿勢である「成立している瞬間を撮りたい」に繋がっておりこの「成立」というのが 今回のタイトル「 -意志 成立 関係-」に至り
1作品を中心に レクチャーをして頂きました
「意志」とは
模型の段階は 設計者 建築家の 最もピュアな状態
「成立」とは
架構の段階は 地域に置かれた瞬間
「関係」とは
地域との関係を その建築が 結び直している
建築のプロセスを 写真家目線で 3つのキーワードで分けて それぞれ解説
建築のプロセス 時の変化も含めて 「成立している建築の 瞬間」を「 存在」として撮影しその瞬間 存在に 彼はカメラ 三脚を 微妙にズラしながら その建築が意図する 本質を追求 探求しながら 解き明かす様に1カットを撮るとの事
その建築は 建て方の架構の状態が 重要であることから周辺環境との関係を ドローンでの撮影 提案なども行なっている
野山と建築との関係 農村部と建築との関係 張り出した庇 内部と外部 木造とRC部の関係それが 建築 空間の設計者 建築家の 意図を 1つずつ翻訳する行為を 積み重ねた結果(写真)となる
また 俳句を読むように カメラを構えると
興味深い事も質疑回答で コメントしていた
模型写真 架構写真 地域との関係 営みを踏まえた写真 という冒頭の「完成を記録する写真だけではなく」 また 建築を美しく カッコよく撮るとも 違い建築プロセスの中に 建築写真家が 活躍する機会 可能性がまだまだあると 締めくくってくれました
設計者 建築家の意図を 建築写真家を通すことで使うキーワード 文脈 視点など 新しい価値観 役割 フィールドが生まれそうな予感です
写真は その一瞬の記録を保存する事に長ける役割があるので是非 今後 20年 30年、、、100年後にも 残り続け 生き続ける写真を撮る機会に恵まれることを 期待してしまう 彼のレクチャーでした
植村崇史写真事務所 WEB
https://takashiuemura.com/



